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KCN京都通信

2015/10/10(土) ぷらっと美術館へ行こう!「琳派 京を彩る」

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芸術の秋です。この時期はどこも大きな展覧会が開催されていますが
今回の「ぷらっと 美術館へ行こう!」はまさに『THE 京都』な展覧会、
10月10日より京都国立博物館・知新館にて開催の『琳派 京を彩る』をご紹介いたします。

ところで・・・ 「琳派」って何? と思われている方もいらっしゃいますよね?
案内文から引用をさせていただくと・・・
今から400年前の1615年、本阿弥光悦が京都・鷹峯の地に芸術村「光悦村」を作ったのが「琳派」のはじまりとされています。
琳派とは、日本美術史の中でも独特の成立、発展をした「流派」ではなく、「様式」を差すそうで
近代の研究者が名づけたそうです。

そして琳派誕生400年の今年、琳派誕生の地、京都ではじめて大々的に開催される特別展が
『琳派 京を彩る』です。

10月9日(金)に行われた内覧会に行ってきました。
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京都国立博物館は、明治古都館と
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平成26年9月にオープンした平成知新館で構成されています。
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お天気の良かったこの日は、京都タワーも見えましたよ。
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平成知新館に入ると、大きな風神様が来場者をお出迎え。
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と、そこに登場したのが、京都国立博物館公式キャラクター「トラりん」です。
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何故か?風神様をにらみつける・・・(風神様に対するライバル視でしょうか?)
CIMG4208.JPG かわいいですね。
このトラりんも『琳派 京を彩る』展の開催を記念して誕生したキャラクターです。

トラりんのモチーフとなった尾形光琳の「竹虎図」が今回の展示作品の中にありますので
是非探してみてくださいね。

3階から始まる展示会場を入ると、いっきに琳派の世界に包まれます。
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本展は、第一世代にあたる光悦や俵屋宗達、第二世代の尾形光琳や弟・乾山、そして第三世代の酒井抱一へと受け継がれる琳派の名作を一堂に集めています。
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そして・・・
今回の一番の見どころは何と言ってもコチラ。
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琳派の代表作「風神雷神図屏風」 国宝 風神雷神図屏風 俵屋宗達筆 京都・建仁寺 (全期間展示)

金色の屏風に降臨した神。
風をはらんだ袋を携えた風神と、太鼓の輪を背に今にも撥を振り降ろそうとする雷神。
皆さんも美術の教科書等で一度はご覧になられた事のある作品かと思いますが・・・・
この作品、3組あるのをご存知でしょうか?

展示スペース正面に置かれたのが、俵屋宗達筆「風神雷神図屏風」(下画像の左側)
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会場右側が、宗達の作品を模写した
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尾形光琳筆「風神雷神図屏風」
重要文化財 風神雷神図屏風 尾形光琳筆 東京国立博物館(展示期間:10/10〜11/8)

今回、私がお邪魔した日には展示がありませんでしたが
もう1作品が酒井抱一筆「風神雷神図屏風」(展示期間:10月27日〜11月23日)です。

宗達を光琳が模写し、その光琳の作品を抱一が模写する。
しかし作品はトレースではなく、それぞれの作品にそれぞれの個性が表れています。
同じ題材ですが配置やタッチの違いなどを見比べるのも楽しみ方のひとつです。

この3組の「風神雷神図屏風」が揃って展示されるのは、京都国立博物館では
実に75年ぶり、2回目なのだそうです。

おススメは、3組が揃ってご覧いただける10月27日〜11月8日。
ですが、開催期間中は他の作品も入れ替わるので何度訪れても楽しめると思います。

そして同じ展示スペース、尾形光琳筆「風神雷神図屏風」の向かいに展示されていたのが
酒井抱一筆「夏秋草図屏風」
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重要文化財 夏秋草図屏風 酒井抱一筆 東京国立博物館(展示期間:10/10〜10/25、11/10〜11/23)

もとは光琳筆の「風神雷神図屏風」の裏面に描かれていました。
風神図の裏面には風に吹かれる秋草、雷神図の裏面には雨に濡れる夏草が描かれています。
そして金色の「風神雷神図屏風」に対して銀地が使われるという対比。
個人的にも大好きな作品です。

他にも、光悦筆・宗達画の最強コラボ「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」全長13.56mの全面展示など・・・まだまだご紹介したい作品・見所が満載なのですが
やはり京都国立博物館・知新館に足を運んでいただき、ぜひ実物をご覧になってください。
決して美術の教科書では感じられなかった感動と発見があります。

そして何よりのおススメ!音声ガイドをご利用ください。
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作品の解説はもちろん、裏話的な内容も満載です。

★好評につき(?)今回もご紹介!★
展覧会のお楽しみ、オリジナルグッズをご紹介。琳派グッズ、勢ぞろいですよ。
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(食いしん坊は、ついつい美味しそうな物に心奪われてしまいます)

今回、私の「イチオシ」は、こちら!! 練羊羹『光琳虎』
CIMG4284.JPG CIMG4282.JPG 虎柄です。
なんと、尾形光琳・・・「とらや」をごひいきにしていたんだとか。

京都はこれから紅葉も見ごろです。
展覧会の後、紅葉を愛でながら琳派ゆかりの地を探訪するなんていかがでしょうか?
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あ、トラりん、「竹虎図」の前で同じポースしてる。
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※本内容掲載の画像は、取材記者として許可をしていただき、撮影・掲載をしております。
展覧会場内は作品保護・所蔵者権利保護のため、写真撮影はご遠慮ください。


■「琳派 京を彩る」ホームページ