放送番組審議会
2024年度 放送番組審議会 議事録
開催日時
2024年10月25日(金) 10:00~12:30
開催場所
京都府相楽郡精華町光台1-7 けいはんなプラザ交流棟5F 中会議室『ボルガA』
出席者
委員の出席:委員総数 7 名 / 出席委員数 7 名
委 員
会 長:渡辺好章
副会長:大崎康弘
委 員:池井戸睦男、渡辺紀子、中川憲一、横山徹子、森本健次(順不同、敬称略)
KCN京都
今里英之(代表取締役社長)、山崎理(常務取締役総務部長)、峰本功(経営企画部長)、中島修(経営企画部次長)、加瀬由香利(経営企画部課長)
報告
協議事項
①自主放送番組について
KCN京都自主制作番組である下記の作品についてご意見を伺った。
作品(1)「お見事!やましろ #28 訪問美容師/看護師フォトグラファー」 (2024年6月放送)
作品(2)「特別番組 やましろ防災スイッチ #2テーマ:台風」(2024年9月放送)
【番組概要】
「お見事!やましろ」
地域住民にもあまり知られていない地元の技術力、産業、技を、[人・まち・技]として、産地発のより深く情報発信をする番組。
[#28 放送内容]
高齢や病気で外出が困難な方へサービスを提供する宇治市で活動する訪問美容師の想いに迫る。
進行:笑福亭銀瓶
「特別番組 やましろ防災スイッチ」
知って、備えて、役立てる。防災のプロと作る地域防災番組。
[#2 放送内容]
京都地方気象台の協力で「台風」について学び、併せて地域内に点在する天井川についても学ぶ。
委員からのご意見
〈内容について〉
作品(1)「お見事!やましろ #28 訪問美容師/看護師フォトグラファー」
- 介護は、当事者(介護を受ける人)の視点に立つことが、介護に携わる人も幸せになれるのだと思う。
- 当事者側からの視点を番組で届けるのは難しいと思うが、介護に携わる人が当事者の視点になれば訴求力は強まるのではないかと思う。
- 今回の番組を観ることで「髪を切る」という日常が、高齢や病気によって出来なくなったり、人に頼ったりしなければならなくなるという事を、気付かされるきっかけになった。とても意味がある放送だったと思う。
- 高齢者に向けて自宅に訪問看護をしてくれる方がいる施設があることを知られたことは昨年視聴した番組で知ったが、今回の視聴でその施設が更にバージョンアップしている事は驚いた。
- 自分が暮らす地域の情報をいかにキャッチできるか?は大切なことなので、このように番組で知らせてくれたのはとてもありがたい。
- 若い方が、働き方が変わってきていると感じている。介護士をしながらフォトグラファーもやってみるといったり、介護の仕事をしていた後に美容師の資格を取ったりと、職業に対して決まった働き方だけでない思考の広がりが素晴らしいと感じた。
- 知らないサービスや施設を知るきっかけになるのは意味のある番組だと思う。
- 高齢化社会は「寄りそう」がキーワードになってくるのではと感じた。番組内容も、仕事内容を紹介するのではなく、その業務に携わる「人」にフォーカスしている所が、自分の夢を実現させるために志で仕事に取り組んでいる様子が、見ていて夢が感じられて心地が良かった。
- 現在、自分も親の介護をしている。番組を観て共感する事も多く、感極まって涙が出そうになった。訪問介護をしてもらう事は、信頼関係があってこそ成り立つことなので、こういう業務に若い人が要介護者に寄り添いながらも自分の夢を叶えている人がいる事を番組に取り上げて発信するのはとても良いと思う。
- 番組を視聴した人も「何か自分にもできるのではないか」という想いになっていけば、番組を放送する意味もあるしそれは有難いと感じた。
- 介護をする世代も、働きながらでも、このようなサービスに助けてもらいながら、介護をされる人に寄り添って、共に日常を過ごしていける。という内容の番組を今後もシリーズ化して放送し続けてもらえたら、これから介護をする側の人にとっても、有難い情報源になるのではないかと思った。
- 福祉や介護に係る人は必要でありながら、人手不足が現状だが、このような番組で前向き働いている方を、地域の話題として取り上げるのはとても良い事だと思う。
- 訪問美容師さんは、支えあう地域社会の様子を見られて心温まった。健全な職業観念を見せることも意味があると感じた。
- ドキュメンタリー映画の監督から良い映画を撮るにはカメラを意識しない所まで良い人間関係を作ることが良い作品を作る事と聞いたことがある。看護師フォトグラファーの方が良い写真を撮れているのは良い人間関係が構築できている証なのでは?と感じたので意味がある番組であったのではないかと思う。
作品(2)「特別番組 やましろ防災スイッチ #2テーマ:台風」
- 過去の災害被害の画像を見せられると、改めて考えさせられた。
- 出演をしていた方の説明が淡々としていて、興味を持ってもらえるよう工夫が必要であったのではないか。
- 普通の事務的な話を繋いでいる感じがした。
- 民放で放送している防災番組はローカルの話題にはならないので、私たちが知りたいのは地域に特化した災害情報。KCN京都にはそこを求めたい。
- KCN京都にチャンネルを合わせば身近な防災情報が見られると興味も持てるし、値打もあるのではと感じた。
- 昔、起きた災害の事は知らなかったし子供たちも勿論知らないが、同様の災害が発生したら現状だったら、どのような対応をすればよいのかを知れたらよかったと思う。
- 天井川も観ていて「なぜ下を掘らないの?」と素朴に思って観ていたが、番組は「天井は天井です」と終わってしまった。もっと、なぜ?どうすればいいの?という視点が欲しかった。
- 災害の歴史も踏まえて知っている地域の事を伝えていたので関心は持てた。
- 台風の強さなどを数値的に伝えてくれたのでわかりやすかったが、出演者が2人だけだったのがリズムが悪く退屈な展開だった。3人いれば、もっと違う展開が見られたのかもと思った。
- 地域目線はKCN京都の番組には大切なことだと思うので、台風の一般的な解説は、他の局で放送してもらった良い。
- すごく勉強になった。風速の解説なども、とても興味をもって観られた。過去の風水害も断片的に見聞きし、知ってはいたが、今回細かく伝えていたのでわかりやすくて勉強になった。
- 天井川の本数とかも今回初めて知ったが、山城地域部分を大きく映して欲しかったし、長く見せて欲しかった。地図の表記の川の名称だけでなくどこのある(地域名)の表記も欲しかった。
- 天井川は、堤防を大きくするしか対策が無いのか?不思議で仕方ない。
- 今回は台風編だったが、引き続き地震編も是非、作って欲しい。
- 災害に対して臨場感を持ってもらい行動に移せるような番組なれば番組としては作る意味があるのでは。
- 災害に対して「自分は大丈夫」「今まで何もなかったからこれからも大丈夫」と思っている人が以外と多い。このように地域の番組で防災を取り上げてくれているのはとても良い事だと思うので是非続けて欲しい。
- 防災の事を報道機関が伝えることは意味がある事。今後も力をいれて伝え続けて欲しい。
- KCN京都ファミリーチャンネル(地デジ12ch)で河川カメラを流しているが大変助かる。自分の避難行動判断につながるので是非、続けて放送して欲しい。
報告事項
- リニューアルしたスタジオセットについて
- 2024年度自主制作番組内容について
- KCN京都開局30周年イベントの報告
- NHK制作番組「ザ・穴場ツアー」への制作協力の報告
- 宇治、城陽、田辺警察署と「安全・安心で住みよいまちづくりに関する協定」の締結予定の報告
- KCNステーションリニューアルのご案内
過去の放送番組審議会
2024年度(令和6年度) 放送番組審議会 議事録 2024年10月25日(PDF)
2023年度(令和5年度) 放送番組審議会 議事録 2023年10月13日(PDF)
2022年度(令和4年度) 放送番組審議会 議事録 2022年10月17日(PDF)
2021年度(令和3年度) 放送番組審議会 議事録 2021年10月7日(PDF)
2020年度(令和2年度) 放送番組審議会 議事録 2020年10月8日(PDF)
2019年度(令和元年度) 放送番組審議会 議事録 2019年5月13日(PDF)
2018年度(平成30年度) 放送番組審議会 議事録 2018年5月10日(PDF)
2017年度(平成29年度) 放送番組審議会 議事録 2017年5月19日(PDF)
2016年度(平成28年度) 放送番組審議会 議事録 2016年5月30日(PDF)
2015年度(平成27年度) 放送番組審議会 議事録 2015年5月21日(PDF)