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放送番組審議会

2025年度  放送番組審議会 議事録

開催日時

2025年10月20日(月)  10:00~11:55

開催場所

京都府相楽郡精華町光台1-7  けいはんなプラザ交流棟5F  中会議室『ボルガA』

出席者

委員の出席:委員総数 7 名 / 出席委員数 4 名

委 員
会 長:渡辺好章
副会長:大崎康弘
委 員:池井戸睦男、森本健次(順不同、敬称略)

KCN京都
今里英之(代表取締役社長)、山崎理(常務取締役)、中島修(経営企画部長)、加瀬由香利(経営企画部次長)、村上彩寿沙(経営企画部)

報告

協議事項

●自主放送番組について
KCN京都自主制作番組である下記の作品についてご意見を伺った。
作品(1)「お見事!やましろ #33 書家/漫画家」(2025年9月放送)
作品(2)「やましろ防災スイッチ #007 車中泊」(2025年10月放送)


【番組概要】
「お見事!やましろ」
地域住民にもあまり知られていない地元の技術力、産業、技を、[人・まち・技]として、産地発のより深い情報発信をする番組。
[#33 放送内容]
京田辺市の教育施設の門標や碑文など、多数の書を手がける書家・辻󠄀尾仁郎さんと広報誌のイラストを48年間描き続けている漫画家・南久美子さんを取材。ひとつのことを永く続けてこられたお二人の物語。
進行:笑福亭銀瓶

「特別番組 やましろ防災スイッチ」
知って、備えて、役立てる。防災のプロと作る地域防災番組。
[#007 放送内容]
災害時の避難手段の一つとして考えておきたい「車中泊」について。
防災展示イベントのリポートや防災士と番組リポーターがホームセンターで車中泊グッズ紹介。
車中泊で安心して過ごすための工夫や注意点をまとめている。
進行:丹羽寛美(KCN京都社員)

委員からのご意見

〈内容について〉
作品(1)「お見事!やましろ #33 書家/漫画家」

    • 「書」と「漫画」の書くこと/描くことをうまくまとめ、どちらにも共通して「1つのことを継続することの大切さ」を示唆的に視聴者へ伝えていた。
    • 番組を視聴して、「自分も頑張ろう」と背中を押される内容だった。
    • 自分たちが暮らす地域にこのような素晴らしい人たちがいるということを伝えることで、さらに地元愛が生まれていくと思う。またこれができるのは地域に根差したメディアの強みである。
    • このような番組を、たくさん制作をして広く様々な人に視聴してもらってほしい。
    • これだけ素晴らしい人がいるということを番組だけでとどめておくのはもったいないと感じた。番組を通じて人や地域がつながっていくよう二次展開を考えてほしい。
    • このやましろ地域には様々な分野で活躍されている人がいるのだなと改めて思った。これからも色々な人を紹介し、面白い番組制作を期待している。
    • 地域で活躍する方々を上手に見つけて番組にできていると思う。近い距離で情報が拾えるのは地方局の強みであり、その強みが発揮されたうえで制作できていると感じた。
    • 「書」や「漫画」はたった一言で見る人を「ほっ」とした気持ちにさせる力がある。これはAIに成せない人の技だと番組を見て感じた。
    • 落語家銀瓶さんのナレーションが視聴者に親近感を生み、ドキュメンタリーを柔らかくまとめる効果がある。昨今AIアナウンサーなどが出てきているが、やはり生身の人間の声は親しみを持って視聴できるので続けてほしい。
    • すべての番組がAI音声に代わってしまうと視聴者の感性が鈍化するのではないかと危惧している。
    • YouTubeなどのネットコンテンツとは異なる、まろやかで視聴者に寄り添う作りになっている。見ていて安心する。

作品(2)「やましろ防災スイッチ #007 車中泊」

    • 「車中泊」というテーマは良い着眼だった。
    • 防災番組はまだまだ少ないが非常に大切な情報。社会貢献度や公共性の高い情報発信であるため、制作自体を評価できる。
    • 防災番組で面白く作ることは難しいが、それよりも継続し、危機感を持ってもらうことが大切だと考えている。ぜひ番組を作り続けてほしい。
    • 地震や水害などの災害を1つ取り上げても、切り口はたくさんあると思うので、繰り返し角度を変えて番組制作を進めてほしい。
    • 障害者、高齢者、幼児、ペットの避難など防災には様々な視点がある。そういうところも含めて取り上げていってほしい。
    • KCN京都ファミリーチャンネル2(地上12ch)で河川カメラ映像の放送をしていることも番組の中で紹介するとよい。
    • 他の自治体の防災の取り組みを見て、自分の住む地域はどんな活動をしているのだろうかと興味を持った。ぜひ各自治体の防災の取り組みを取材してほしい。防災イベントがあるから取材するのではなく、番組側から自治体を取材して防災の取り組みについて伺うなどすると良いと思う。
    • 自治会の集まりに参加して初めて地域のつながりが防災に活かされると感じたことがある。番組でもそういった市町村よりも小さな単位の取り組みを紹介し、つながりの重要性を考えるきっかけを与えていけたら良いと思う。
    • 防災には「共助」が大切だが、新興住宅地と呼ばれる地域では顔の見える関係が築かれていない。また、そもそも自治会自体が組織されていない地域もある。防災はすべての人に共通する課題であるため、全体として危機意識の向上が必要である。
報告事項
  • 2025年度自主制作番組内容について
  • KCN京都ステーションでの番組公開収録について
  • 選挙速報の実施について
  • 防犯・防災情報発信の強化について
  • けいはんな万博2025に関する情報発信について
  • ケーブルテレビ連盟近畿支部共同制作番組への参加について

過去の放送番組審議会

2025年度(令和7年度) 放送番組審議会 議事録 2025年10月20日(PDF)
2024年度(令和6年度) 放送番組審議会 議事録 2024年10月25日(PDF)
2023年度(令和5年度) 放送番組審議会 議事録 2023年10月13日(PDF)
2022年度(令和4年度) 放送番組審議会 議事録 2022年10月17日(PDF)
2021年度(令和3年度) 放送番組審議会 議事録 2021年10月7日(PDF)
2020年度(令和2年度) 放送番組審議会 議事録 2020年10月8日(PDF)
2019年度(令和元年度) 放送番組審議会 議事録 2019年5月13日(PDF)
2018年度(平成30年度) 放送番組審議会 議事録 2018年5月10日(PDF)
2017年度(平成29年度) 放送番組審議会 議事録 2017年5月19日(PDF)
2016年度(平成28年度) 放送番組審議会 議事録 2016年5月30日(PDF)
2015年度(平成27年度) 放送番組審議会 議事録 2015年5月21日(PDF)