放送番組審議会
2022年度 放送番組審議会 議事録
開催日時
2022年10月17日(月) 10:00~12:30
開催場所
京都府相楽郡精華町光台1-7 けいはんなプラザ交流棟5F 中会議室『ボルガA』
出席者
委員の出席:委員総数 7 名 / 出席委員数 6 名
委員
会長:渡辺好章
副会長:大崎康弘
委員:池井戸睦男、渡辺紀子、中川憲一、横山徹子(順不同、敬称略)
KCN京都
今里英之(代表取締役社長)、山崎理(常務取締役総務部長)、堀井裕高(経営企画部長)、中島修(経営企画部課長)、加瀬由香利(経営企画部課長)
報告
協議事項
①自主放送番組について
KCN京都自主制作番組である下記の2作品について意見を伺った。
(1)ちはやぶる #11(2022年5月放送)
(2)週刊地域トピックス #37(2022年10月14日放送)
作品:ちはやぶる #11(2022年5月放送)
- コロナ禍以降、情報が多様化している事も含め、今までと時間の使い方が変わってきた。若者が録画番組を倍速視聴する様に、番組を見進めないと何を伝えたいのかわからない事に少し苛立ちを感じる番組構成であった。
- テロップの色やサイズが多種あり(声の大きさにより文字が拡大など)視聴していて混乱した。
- 途中に出題されるクイズが、ぶるちゃんがディレクターに出題をしているのか、視聴者に出題しているのか、理解しづらかった。回答もすぐに出ないのが面倒だと感じた。
- ほっこりした内容で癒された。
- 地域内に染色工房がある事を知ることが出来たことはよかった。染色業界も落ち込んでいるので番組を視聴することで染色の事を知ってもらうのはいいことだ。
- 地域に密着しているケーブルテレビ局が制作したからこそ、日常見ている風景を番組として見られ、ローカル感がありよかった。
- 番組を小学校の教育教材として子供達に視聴させられれば、地域で様々なことに取り組んでいる人や、地域の産業を知るきっかけになるのでは。
- 学校で視聴することで、視聴した回以外の回も視聴してもらえるのではないか。
- 番組内で語られていた「自由でいい」「自分の個性のまま生きていけばいい」など今の時代に大切なワードが沢山あったので是非、子供達に見せたい。
- コロナ禍で体験学習なども出来なくなっているので、地域を知るという意味でも本番組を何かの機会に学校で放送してもらいたい。
- 子供を対象とした番組とのことだが、スマホを使用してのおみくじは子供には難しいのでは。もう少し簡単に参加できる方法がいいのでは。
- 子供にとって、自分の生活圏がテレビに映り紹介をされていると、郷土愛が生まれるのでは。
- ローカル色の強さが新鮮であった。主人公に「ディレクターになる」ためのミッションがあることで応援したくなり、好感が持てた。
- 番組内で紹介していた染色工房の住所表記がなかった。掲載に問題がないのであれば、掲載してもいいのでは。また、地図を掲載すると位置もよく解るのではないか。
- 男性ディレクターの口調は、聞く人によって賛否両論あるかも。
- 合格が4.5回という設定も面白い。
- 取り上げた取材先を現在流行っている「アート」視点で見ると、染色工房や城陽酒造も全く違う視点での紹介となり面白いのではないか。今までの取材先を、視点を変えて展開させても面白くなりそうだ。例えばデザインウィ-クなどを企画しイベント等を開催することで、地域貢献や観光財源になりえることも考えられる。その礎として、番組制作をメディアとして考えてもいいのでは。
作品:週刊地域トピックス #37(2022年10月14日放送)
- スタジオセットが、手作り感満載であるのが好印象。ただし、色はもう少し明るい方がいいのでは。
- 視聴者インタビューが、多数ありよかった。
- 花火大会のニュースで、子供がインタビューで打ち上げ花火を見るのが初めてと答えていたのが印象的だった。改めてコロナ禍の長さを感じさせられ涙が出そうになった。
- 多数の方にインタビューを取っている中、子供のインタビューもあったが、その子供を追いかけ数年後、同じ質問をしてみるのも、成長を感じられたりして面白いのでは。
- 短い放送時間の中で、各地域の出来事を観られ、盛り沢山で面白かった。
- 祭りの実行委員の苦労話なども聞きたかった。
- 城山台でゼロから立ち上げて開催した祭りから若いパワーの凄さが感じられた。若い世代が地域のことを考えてくれているのも嬉しかった。今後、開発されていくであろう住宅地での地域コミュニティとして、モデルケースとなりうる事案である。
- 若い世代も隣人と繋がりたいと思っていることは、地域を活性化する上でいいことだ。
- 番組内容も充実しており、地域の事柄を細やかに紹介していて大変良い。毎回、制作するのが大変だろうと苦労を感じた。
- 地域の人はテレビ局が取材に来ると、どの様に紹介されるのかと興味が湧き、番組を見てくれるし、地域の人とテレビ局が繋がっていく感じがいい。
- 時事ネタとして地域で行われたことを報道するだけのニュースでなく、メッセージがあっていい。子供達の喜ぶ顔が見られるのもいい。
- 地図が3D化されたハザードマップを紹介する映像を見たが、興味を持った途端、別の内容に切り替わってしまったのが残念。もう少し見たかった。
- 能楽のニュース部分。狂言は面白いシーンが映っていたが、能の方は見せ所ではない箇所が放送されていたのが残念。放送するシーンを決めるのは難しいと思うが、視聴者は短い放送時間の中で紹介している内容の全容を知ろうとするので、視聴者の想いも考慮して欲しい。
- 15分で5つのネタを放送するので、1本に対する時間が短く視聴者としてはもう少し詳しく見たいと感じた内容もあった。そういったネタは違う番組等でドキュメンタリーとして取り上げたら面白い。
- ハザードマップの紹介など、VTRでは紹介しきれない内容をナビゲーターがVTRに対してフォローをしないと3Dハザードマップの凄さが視聴者に伝わらないし、紹介した内容に引き込まれないのでは。
- 5本のネタに対して均等な時間配分でなく、より詳しく見せる必要があると判断したネタに関しては詳細に伝え、長い時間を使ってもいいのではないか。また、紹介する本数を減らしてもいいのでは。
- 15分であれだけの内容を取材し、放送しているのは素晴らしい。
- タクシーや電車内のサイネージにニュースを販売し流してもいいのでは。沿線でローカルニュースが見られるのは地域の事を知るきっかけになり、乗客にとっても、メリットがあるはず。サイネージであれば、車内での過ごし方がスマホを視聴するという状況下でも見てくれる可能性は高い。また、番組が販売できることは、番組制作する側にとっても張り合いになるかもしれない。
- 制作した番組をテレビだけで流すのは勿体ない。番組に価値を持たせ、資産として活用する方法を考え事業化していく事は、これからは重要である。
- 取材先情報をどのように情報収集しているのか?放送するネタはどう決めるのか?
→記者クラブに加入している自治体からは、記者クラブ経由で情報が届く。未加入の自治体は観光課等からメールやFAXを送付してもらっている。また、地域の方からの情報提供もある。定期的に実施している行事であれば、昨年の記事等を調べ今年の実施状況を確認した上で、毎週企画会議で5つのネタを決定している。 - ナビゲーターを社員が担っているとのことだが、プロ感がない所も距離感が近くて親しみがある。
- 同時にスタジオに出演するナビゲーターを複数名とし、掛け合いがあればネタに深みがでるのでは。
- ナビゲーターが取材先に出向き、レポートするのもいいのではないか。
報告事項
①2022年度自主制作番組企画について
2022年度のKCN京都ファミリーチャンネルの番組企画について説明を行なった。
過去の放送番組審議会
2022年度(令和4年度)放送番組審議会 議事録 2022年10月17日(PDF)
2021年度(令和3年度)放送番組審議会 議事録 2021年10月7日(PDF)
2020年度(令和2年度) 放送番組審議会 議事録 2020年10月8日(PDF)
2019年度(令和元年度) 放送番組審議会 議事録 2019年5月13日(PDF)
2018年度(平成30年度) 放送番組審議会 議事録 2018年5月10日(PDF)
2017年度(平成29年度) 放送番組審議会 議事録 2017年5月19日(PDF)