宇治市営茶室　対鳳庵

今回は平等院の東、宇治川のほとりにある「宇治市営茶室　対鳳庵」を紹介します。

ここはお茶のまちとして知られる宇治市が所有する市営の茶室で、宇治茶の振興と茶道の普及に役立っています。

日本庭園に囲まれた本格的な数寄屋造りの茶席では曜日ごとに茶道連盟の各流派の先生方にお点前をしていただくことができます。
　

毎月１日に器が変わり、床の間に飾られた掛け軸やお花も季節ごとに変えられるそうで、私がお伺いした日は夏らしい仕様になっており、いただいた和菓子も“みずあそび”という名前の涼しげであっさりとした甘さのお菓子でした。
こういう季節感も大切にしたいですね。

日によって抹茶と煎茶のお点前の日がありますが、この日は抹茶をいただきました。
作法を知らなくても、順に教えてもらいながら茶道体験ができます。
１つ１つの動作に意味があり、自然と背筋が伸びるような心地よい緊張感の中、宇治茶を気軽に楽しめるおすすめスポットです。

お茶席券は隣に建つ「宇治市観光センター」で販売されています。

アジア各国やヨーロッパからの観光客もたくさん来られるとのことですので、電話で空き状況を確認されてからのお出かけをおすすめします。


＜宇治市営茶室　対鳳庵＞
所在地：宇治市宇治塔川１番地の５
ＴＥＬ：０７７４－２３－３３３４（宇治市観光センター）
開席期間：１月１０日～１２月２０日
開席時間：１０時～１６時
利用料金：一客５００円