KCN京都通信

美味しい美味しいラーメンを食べる【10】

先日、京都市嵯峨嵐山の奥にあるお寺でドローンを飛ばす楽しいお仕事がありました。

駐車場を探してさまよっていた時のことです。
どこを見渡してもゴリゴリの観光地ですが、「こだわりラーメン」と書かれたのぼりを発見。
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よく見ると「そば 湯どうふ」と書かれたいい感じの木のやつが、、、。
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これは行くしかない。行くしか。

仕事が終わり入店してみると、やはり湯どうふではなくラーメン店。
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店主の松本さんはそこそこ高齢ですが、一人で切り盛りしています。
もともとはかなり本格的な湯どうふ店だったそうです。
現在ラーメンを作るに至った歴史を語っていただけました。

きっかけは7年ほど前。
日本人観光客が最も利用する嵐山エリアの観光マップが更新されます。
松本さんのお店のエリアはその地図からギリギリ外れてしまいます。
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それ以降、日本人が激減し、観光客はほとんど外国人になりました。
外国人は豆腐を食べないので経営状態は最悪だったそうです。
起死回生の一手として松本さんは名湯どうふ店をステーキハウスにしました。
ステーキは外国人観光客集めることに成功しました。
しかし、グルメサイトの予約機能により損害を受けます。
大口の予約があると大量のサーロインを仕入れるのですが、結構な確率で予約がキャンセルされてしまうそうです。
高級肉が一気に無駄になり、再び窮地に立たされます。
ここで松本さんはステーキハウスをやめ、ラーメン屋に転身しました。
最近になってようやく軌道に乗ってきたそうです。
ただこのラーメンののぼりも景観の問題で外さないといけないそうです。
このような観光地は風致地区といって様々な制限があるのです。
松本さんは信じられないぐらい柔軟でタフな方です。
外国人が来店すると英語で対応されます。

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オススメの醤油ラーメンです。
歩き回った疲れが癒えます。

嵐山に遊びに行ったら寄ってってください~。

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