KCN京都通信

ぷらっと美術館へ行こう『ピーターラビット�・展』

bijyutukan.png walk3.gif

今回のKCN京都通信は、現在開催中の
ビアトリクス・ポター™生誕150周年『ピーターラビット™展』をご紹介します。
場所は、グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボです。

先日行われた内覧会へ行ってきました。
まずは、「ピーターラビット」がお出迎えしてくれます!
運が良ければ会えるかも…?
peter3.png
とっても可愛くて、おちゃめです。

会場へ入ると、パステルカラーの壁や
peter4.png
『ピーターラビットのおはなし』の“あの”シーンが再現されているコーナーが
目の前に広がり、わくわくします!

1番最初に展示されているのは、
『ピーターラビットのおはなし』の作者ビアトリクス・ポター暗号の日記です。
peter5.png
厳しい家庭で育ったビアトリクス。
裕福で一見恵まれていた様に思われますが、
小さい頃から同年代の子供たちと遊ぶことは許されず
家庭教師をつけられていた彼女にはきっと不満もあったんでしょうね。

家庭教師の中には仲の良い人物もいました。アニー・カーターです。
次に展示されている手紙は、そのアニー・カーターの息子で
重い病気を患っていたノエルを励ますために描き始めたもの。
peter7.png
これこそが、『ピーターラビットのおはなし』の始まりです。
ちなみに、「ピーターラビット」のモデルになったウサギは、
実際にビアトリクスが飼っていたウサギなんですよ。

その後、アニーの勧めで出版を試みますが
協力してくれる出版社が見つからず、輪転機で印刷した私家版を出版します。
peter8.png
この展覧会では、日本初!全編揃った私家版『ピーターラビットのおはなし』を見ることができます。

自費出版された『ピーターラビットのおはなし』ですが、
やがて水彩画をすることを条件に出版に協力する会社が見つかります。
peter9.png
その原画がこちら。
水彩画のためとてもデリケートで、
今回展示された後、恐らく50年程はお目にかかる事ができなくなるんだとか。

作品を見ていくうちに
どんなシーンでも「ピーターラビット」の表情は変わらない事に気が付きます。
しかし、「ピーターラビット」が喜んでいる様子、悲しんでいる様子は
こちらへ伝わってきます。
それは、ビアトリクスが繊細なタッチで「ピーターラビット」の
動きに角度をつけて
キャラクターの気持ちを表現する力量があったからです。
またそのために、彼女は熱心に対象物の研究をしていました。

死んだウサギを煮て骨格からウサギの動きを研究していたそうですよ。
これには、驚きです。

『ピーターラビットのおはなし』の絵本は24冊ありますが、
「ピーターラビット」が登場するのは数冊。

他の個性豊かなキャラクターが登場するお話の原画もご覧になれます。
その中で注目していただきたいのは、
『こぶたのピグリン・ブランドのおはなし』。
peter10.png
シリーズの中で唯一のラブロマンスです。
この作品の背景には自然豊かな風景が描かれており、
作者が自然を大切にしていた気持ちが伝わってきます。

こちらはヒルトップの三角屋根の家。
peter11.png
ビアトリクスが住んでいた家の再現です。
こちらには、実際の三角屋根の家にある物をお借りして展示しているそうですが
peter12.png
普段は展覧会には出品されない物を生誕150周年の今年、
特別にお借りしてきたのだそう。

peter13.png
このコーナーにはビアトリクスの父ルパートが書いた絵皿が展示されており
ビアトリクスが芸術一家で育ったという事が窺えます。


まだまだみどころたっぷりの『ピーターラビット™展』。
この続きは是非、会場でご覧下さい。

今回のKCNうぇぶマガジンでは、抽選で
『ピーターラビット™展』のチケットが当たります!
詳しくは、「今月のプレゼント」をご覧下さい。
■KCNうぇぶマガジン


最後にお楽しみのグッズ紹介。
愛くるしい「ピーターラビット」グッズ。
peter15.png

peter14.png
こちらは布の絵本です。

peter16.png
こけし!
こんな珍しいグッズもありました。


『ピーターラビット™展』は、4月2日(日)まで開催されます。

※本内容掲載の画像は、許可をいただき、撮影・掲載をしております。

■「ピーターラビット™展」ホームページ