KCN京都通信

きまぐれあっこの歴史巡り①

こんにちは。あっこです。
寒い日が続いていますが、皆さまお元気ですか?

あまりに寒いと家の中で過ごしがちですが、散歩をすれば体が温まり元気になります。
散歩をして健康的な生活を送りましょう!!

という事で、オススメ散歩コースをご紹介します。
皆さまは、宇治市と聞いて『古墳』のイメージはありますか?
宇治市と言えば…『お茶』や『平等院』のイメージがとても強いですが、
実は宇治市には古墳が多くあります。

とは言ってもお隣の奈良県の様に、観光地化されている場所は少なく
多くは住宅の中にひっそりと存在しています。

今回は古墳を見つけに歩いてみました。
出発地はJR木幡駅。
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(京阪木幡駅もすぐ近くにあるので、こちらからも行けます。)
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木幡には『宇治陵』があると噂を聞いたことがあったので、まずはそれを探すことにしました。

JR木幡駅の改札を右に出て、踏切を渡ると府道へ出ます。
府道沿いを宇治方面にしばらく歩き、交差点を右に曲がると
『宇治陵』の1号陵(図①)があります。1号陵は総拝所になっています。
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ここまでは、地図に載っていたので簡単にたどり着くことができました。

『宇治陵』とは宇治にある皇族のお墓を全部合わせてそう呼ぶそうです。
何と37号陵まであるそうです!

それなら『宇治陵』を探してみよう!
…そう決意したものの1号陵以外の『宇治陵』は
私の持っていた地図に載っておらず、仕方がないので
直感で思いついたままに歩いてみることにしました。

とりあえず1号陵を出て木幡南山畑の住宅地に入ってみました。
周りを見渡す限り、家・家…
こんなところに、古墳があるだろうか?と歩き進めていると
公園の近くに住宅地図がありました。

これを見てビックリ。
家と家の間に『宇治陵』という記載が…!
そんなはずはない。と地図の場所に行ってみると、本当に住宅密集地にありました。

『宇治陵』と書いた石碑が証拠です。
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こちらは27号陵でした(図②)。
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27号陵の向いには森が広がっています。住宅と森の間に細い道があり
そこをたどっていくと26号陵があります(図③)。
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途中、青い鳥に会いました。
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住宅地の中を迷子になりながら木幡南端地区にたどり着きました。
また住宅地図があったので確認すると、
まさにその後ろに広がる緑地も『宇治陵』でした。

ここまで来ると地図を見なくても『宇治陵』を勘で探せるようになります。
『宇治陵』は宮内庁が管理しているので綺麗に緑地が保たれており、
比較的高い木が立っていることが多いからです。

次々と『宇治陵』を発見しました(図④、図⑤)。
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こちらは後ろに茶畑が広がっており、宇治らしい風景です(図⑥)。
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茶畑を抜けるとまた府道に戻ってきました。
次は岡屋小学校を目指して歩きます。

岡屋小学校の近くにあるのが二子塚古墳公園です(図⑦)。
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こちらは前方後円墳で、宇治市内最大の古墳です。
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前方の竹藪部分が古墳です。
濠と堤が現在も残っていますが、大正時代までは
もう一重の濠がめぐっていたそうです。

公園になっているので、ベンチでのんびりしている方もいらっしゃいました。
今は季節的に寂しい雰囲気ですが、桜の木がありましたので春にはお花見ができそうです。

春の様子も気になりますので、4月号では
二子塚古墳公園からスタートしたいと思います。

今回の散歩コースの地図です。
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※今回ご紹介した古墳の周辺は住宅地です。
特に『宇治陵』は住宅密集地にありますので、
見に行かれる場合はマナーをお守りください。